コンピュータに何かをやらせたいとします。 コンピュータは機械語というもので動いています。 要するに0やら1やら二進数の電気信号です。 コンピュータに命令を出すにはこの機械語を使えばよいのですが、 人間は機械語を理解できません。 人間が「0100101110101101010」とか言われて 「あ〜なるほどね」とか言ってたら不気味です。 ていうか人間じゃありません。 そこで出てくるのがプログラミング言語というものです。 C言語もプログラミング言語の一つです。 これはその機械語を人間でも理解できるように人間の言語に割り当てていったもので、 特別な書式をもった人工の言語です。 これなら人間も理解できるのでこの特別な書式を覚えて書いてそれを機械語に翻訳してやれば 人間でも簡単にコンピュータに何かやらせることでができる、 何かやるものをつくることができるというわけです。 人間がやる作業は特別な書式を覚えて書くの部分です。
というわけで初心者のうちはとにかく書式や命令文を覚えていかないといけないのですが、
それらを頭につめこむだけが全てではありません。
例えばテトリスを自作したいと思ったとしましょう。
テトリスをつくるには以下の知識が必要です。
大体こんなところでしょう。
さて、それぞれの方法ですがなんと一日あれば十分全部教えられます。 では、一日でテトリスが自作できるようになるのかというと無理です。 個々の命令をどう組み合わせていいか思いつかないでしょうし、 そもそもまず何からやっていいのか見当もつかないと思います。 将棋で駒の動きを覚えてもどう指していいかわからないのと一緒です。 ある程度慣れも必要ですし定石のようなものも覚えなければなりません。
何かをつくろうとする時、テトリスの例で示したようにどのような種類の処理が必要となるか自然に考え、 その中に知らないものがあったら調べ、 どうやっていいか分からなかったらそれらの組み合わせ方を試行錯誤し必要なものをしぼりだす、 これができるようになれば立派なプログラマーです。