TeX分科会第一回

TeX分科会第一回ではTeXの詳細には踏み込まず、とりあえずTeXで文章を作成し、 NC端末上で印刷のプレビューを見て、印刷ができるようになるための解説をします。

まずはTeXファイルを作ってみる

Emacsなどの適当なエディタでTeXファイルを作って下さい(hoge.texとか)。 拡張子はtexです。

とりあえず次のように入力してみましょう

 \documentclass{jarticle}
 \begin{document}
 \title{サンプル}
 \author{}
 \date{today}
 \maketitle

 Hello \TeX

 \end{document}

英数字は全て半角です。全角を使うとエラーとなってしまうので 注意して下さい。 適宜、円記号はバックスラッシュと置き換えてください。どちらでも一緒です。

TeXファイルをTeXにかける

さっき作ったTeXファイルからDVIファイルを作成します。 DVIとは画像ファイルの形式のひとつです。 また、TeXファイルからDVIファイルを作ることを「TeXにかける」といったりします。 では、kterm上で次のように入力してみましょう

 jlatex hoge.tex

ここで文法的な誤りがあると、?が表示されて止まってしまいます。 そのときはxを入力してTeXをいったん止め、 Emacsに戻ってTeXファイルの誤りを見つけた後もう一度TeXにかけます。

ディスプレイ上で確認してみる

TeXに通すことに成功すると、hoge.texの他に新しくhoge.dvi, hoge.aux, hoge.logの3つのファイルが新たに作られているはずです。 この中のhoge.dviをディスプレイに表示してみましょう。 そのためにはkterm上で

 xdvi hoge.dvi

と入力します。これでTeXファイルの仕上がりが確認できるはずです。

印刷してみる

印刷するにはkterm上で次のように入力します。

 dvi2ps hoge.dvi | lpr -p プリンタ名

この操作によってdviファイルはpostscriptという形式に変換され印刷されます。 プリンタ名は情報棟の各プリンタのところに紙が張ってあってそこに書いてあるので それを見てください。