情報棟にはすでにTeXがインストールされているので、 簡単にTeXを利用することができます。 しかし、TeXがインストールされていない環境の場合、 当然ですがTeXを利用することはできません。 ここではWindowsでのTeXのインストール方法を説明します。
まずはファイルの入手から始めます。 ここ のリンク先から入手することもできますが、全部あわせると140Mを超えてしまいます。 言ってくれればそれらをインストーラ付きでCDRに焼いて用意するので、 必要な人は僕に申し出てください。
以下、僕が渡したCDRからインストールするものとして話を進めます。 ここ のリンク先から入手した人はそちらの説明を読んだ方が分かりやすいかもしれません。
CDRをパソコンに挿入すると、通常はインストーラが自動的に起動します。 インストーラが起動したらまず、「pLateXのインストール」をクリックします。 すると、インストールするドライブを聞いてくるので適当に選択してください。 角藤版 pTeX/pLaTeX2e 一式と dviout for Windows と Gohostscript がインストールされます。 その後で「環境変数の登録」という窓が現れ「以下の環境変数を設定します。 手動で設定する場合はキャンセルを押してください」と聞いてくるので、 OKをおしてください。
設定される環境変数は以下のとおりです
変数PATHに値C:/usr/local/bin;C:/gs/gs5.50/bin;C:/dvioutを追加 変数TEXMFMAINに値C:/usr/local/share/texmf を設定 変数TEXMFCNF に値 C:/usr/local/share/texmf/web2cを設定 変数GS_LIBに値C:/gs/gs5.50/lib;C:/gs/gs5.50/kanji;C:/gs/fontsを設定
コントロールパネル→システム→環境 (あるいはコントロールパネル→システム→詳細→環境変数) から環境変数を設定します。 上記のように変数とそれに対応した値を設定してください。 再起動の必要はありません。
C:/AUTOEXEC.BATを適当なエディタ(メモ帳でも可)で開き、 その最後に以下のように追加します。 (ただしこれはC:ドライブにインストールした場合)
set PATH="%PATH%";C:/usr/local/bin;C:/gs/gs5.50/bin;C:/dviout set TEXMFMAIN=C:/usr/local/share/texmf set TEXMFCNF=C:/usr/local/share/texmf/web2cを設定 set GS_LIB=C:/gs/gs5.50/lib;C:/gs/gs5.50/kanji;C:/gs/fonts
追加し終わったら上書き保存し、Windowsの再起動を行ってください。
TeX関連ソフトをインストールしたドライブに作られたdvioutというフォルダを開いてください。 その中にdviout.exeがあるのでそれを起動して下さい。
初回の起動時に「パラメータの設定をしますか?」ときいてくるので 「はい」を選び、設定をします。
フォントの解像度(dpi)はプリンタの標準解像度(もしくは300dpi)にします。 用紙はA4、縦置きが標準です。良ければ「Next」を押します。
次にフォントのディレクトリを聞いてきますが、そのままで「Next」を押します。 次のページではまず「gen」のボタンをクリックし、 Automatic search?と表示されたら「はい」を選択します。 さらに「gsx:」ボタンを押すと、同様にGhostScript関係の自動設定がされます。 最後に「Finish」を押します。