Buho No.221目次

検定試験に寄せて

miyau


 さて、どちらかというと小難しいなあと思う今日このごろなぶほですが、今日はつれづれなるままに、 ワープロ検定なんていうものについて語ってみたいと思います。

 そもそも、ワープロ検定というと、今の世の中星の数ほど(ではないか)たっくさんあります。 まあ、有名どころとしましては、やはり、日本商工会議所(以下日商)主催の「ワープロ技能検定試験」 (文部省認定)と、日本ワープロ協会主催の「日本語ワードプロセッサ検定試験」(文部省後援)でしょうか。 後者についての詳しいことは、ここでは割愛させていただきます。

 ここでは、最も信頼性の置けると思われる、日商の検定について述べてみることにします。

 そもそもワープロ技能検定は正式名称を「日本語文書処理技能(ワープロ技能)検定試験と言い、 ビジネスの分野において「ワープロを使いこなすことができる人材」を要求する社会的な声が高まる中、

 ワープロの技能を公的に認定し、その結果、社会全般のワープロ技能の向上を目指すということを目的として 昭和60年に誕生しました。

 当時は、ワープロと言うと、ワープロ専用機を指すことが多かったようですが、その後OA化の促進に伴って パソコンが一般化してきましたので、今ではパソコンのワープロソフトを指すことが多くなっています。 となりますと、当然社会の要求するものも変わってきますので、平成10年度、ついに試験内容の大幅な 見直しが行われました。

 で、具体的な内容ですね。

 1級から4級まであり、このうち4級は実技試験のみ、ほかは筆記と実技試験が行われます。 また、筆記試験は日本語科目と常識科目にわかれていますし、実技試験はビジネス文書科目と入力科目に わかれます。

 対象としては、就職用に取得するのであれば、ビジネスユースの入門編と位置づけられている 3級からと言うことになります。しかし、現状では、できれば2級にチャレンジしておきたいところです。 というのも、4級が前述の試験内容の改定により、家庭でのワープロやパソコンの入門編と いった位置づけになったためにビジネスの世界では3級のニーズが少々レベルダウンしたためです。

 概要はこんなかんじです。

 しかし、まあ、詳しいことは書店に行けばわかるので、自分でお調べください。

 ここからさきは、見ても聞いてもいまいちはっきりしないことのお話。 実際に調べてみると意外にも、どうしてもわからないことがありました。

 まず第一に、機種やソフトの違いはどおするのさ、っていう問題。 ワープロにせよ、パソコンにせよ、通常、持ち込み受験と借用受験が有ります。 自分の慣れた、好きな機種、ソフトでそれぞれ文書を入力し、形成できればそれでよい、 という試験なのですね。

 持ち込みの場合は当然自分のワープロ、パソコンを会場に持って行き、その機械を使って受験する方法です。 実際にはこれがもっとも無難なように思われます。ちなみに、デスクトップ型も地方によって持ち込めます。 この場合、プリンタやケーブルも自分で用意するケースが多い様子。

 つぎに、借用受験。

 これをするなら、必ず受験申し込みをする際に、以下の点をしっかりと確認しましょう。

ちなみに、機種が気に入らなかった場合、困るような気がしますが、ワープロ検定は住んでいる地区に関わらず、 どこの商工会議所でも受けることができますので、気に入ったものを探してみましょう。 また、機種は先着順に埋まって行きますので、もたもたしていると、どんどん気に入ったものが なくなってしまいます。

 しかし、不思議ですね。ワープロやワープロソフトが違っても受ける科目はみんな一緒。 採点基準も、その他なんでもみんなおんなじ。不思議じゃないですか?

 第二にどんな機種でも受験できるのか、といった問題。 これに着いても聞いてみました、が、とくに規定がない様子。 つまり、ワープロやパソコンであれば、どんなに古くったって大丈夫なのだあ。

 まあ、こんなかんじかな?

 ワープロ検定って所詮タイピングだけの技能である気がしますが、まったくそのとおりです。 技能を問われる、といっても"慣れ"ですんでしまう程度のことしか要求されないんですね。 とりあえず、暇なかた。どおですか?たまにはこんな資格を取ってみてはいかがでしょうか。 (読み返してみると、たいした事を書いていない気もする今日このごろ。。。。)

参考

日商のほーむぺーじ:http://www.cin.or.jp/exam/exam.html
日検のほーむぺーじ:http://www.nikken-jta.com/

HTML化 村木亮太、東京大学教養学部前期課程, TSG(理論科学グループ)