Shugo OGAWA
情報棟分科会では主に駒場の情報教育棟を初めて利用される新入生の方を対象として、その利用方法などについて解説します。パソコン等に触れたことがないという方でも詳しく説明いたしますので、TSGに入る、入らないに関係なくふるってご参加ください(必修科目「情報処理」で役に立ちます!)。必修の「情報処理」の授業でも利用方法を学びますが、それだけで使いこなすことが出来るようになるのは非常に困難なものです。というわけで、情報棟を活用したい方の参加をお待ちしています。
また、コンピュータの基本的な操作方法等を理解されている方も、情報教育棟固有の事柄などについても説明いたしますので是非ご参加ください。新入生に限らず、新システムになってから情報棟の利用方法が分からなくなったという方も歓迎します。
情報教育棟とは駒場の敷地内に2箇所存在し、駒場東大前駅から見える4階建ての南棟と、実験棟の隣にある北棟があります。情報教育棟ではInternetを通じて世界中から情報を収集、あるいはホームページを作って世界中に情報を発信することも出来ます。また、当然ながら駒場における情報教育の場として主要な位置を占めています。
この文章を書いている時点では、まだ新システムに切り替わっていないので想像で書いている部分があります。
まず、端末を使ってネットワークにログイン、ログアウト1する方法、パスワードの変更方法といった情報棟を利用する際に必要最低限のことです。ちなみに端末は「パソコン」ではありません。多分情報処理の授業でも最初に言われることになるでしょう。(でも実際の中身はハードディスクのないFMVだったりする……)
端末を使って電子メールを読み書きしてみましょう。電子メールは現在メジャーなコミュニケーション手段として確立されています。ここでは電子メールの読み方や書き方、メールソフトの操作方法などを扱います。
Webブラウザ2のNetscape Navigatorの基本的な使い方を学び、ホームページを閲覧する。つまり俗に世間一般にいう「ネットサーフィン」をする方法です。せっかく無料3で利用できるのですからこれを利用しない手はない! ということで、利用方法を学んで大いに活用しましょう。ちなみにTSGのホームページは /です。
世間で最もメジャーなOSであるWindowsの基本的な利用方法についてです。Windows NTはWindowsの中でも「一応」ネットワーク環境での利用を前提としたものであり基本的な操作方法は一般的なパソコンに搭載されているWindows 98/95と変わりません。そのため、Windows搭載マシンを使用したことのある方には比較的なじみやすいものとなっています。
ネットワーク界で最も広く使われているOSであるUNIXの基本的な利用方法についてです。UNIXはお世辞にも初心者に優しいOSとはいえませんが、Windowsと比べて非常に安定したOSです。情報処理の授業ではほぼ間違いなくUNIXをメインに使うので基本操作に慣れておくことをお勧めします4。
時間があれば、上に示した内容以外のことについても触れるかもしれません。例えば、持参したノートパソコンを接続してネットワークを利用する方法などの付随的な事柄です。他には表だって明文化されていないが常識となっている事柄や、ネットにおいてやってはいけないことなど……
1 | 文字通り、ネットワークに「入る」こととネットワークから「出る」ことを表す。 |
2 | 昨今のインターネットブームの火付け役となったソフト。Netscape Communications社のNetscape NavigatorやMicrosoft社のInternet Explorerなどが有名。どのようなソフトか分からない人は、とりあえずは「ホームページ」を閲覧するためのソフトと思ってください。 |
3 | 利用料は当然「血税」で賄われています……。 |
4 | 情報棟の利用者の大半はNC上で出来ない作業に関してはWindows NTを利用することが考えられるので、NT Server(NEC Express5800/140Ha)は混雑し、高い負荷がかかることが予測される(同時ログイン制限もあるので使えないこさえあるかもしれない)。ここでUNIXの基本的な操作方法やソフトの使い方を分かっていればUNIX上で行える作業に関しては負荷の少ないUNIX Server(Sun Enterprise 450)上で快適に行うことが出来るようになる。 |
HTML化 村木亮太、東京大学教養学部前期課程, TSG(理論科学グループ)