Buho No.216 目次

ネットワークカードゲームサーバ

スクリプト言語で果敢に挑戦

こんの


最近はネットワーク上で大富豪や麻雀,オセロといったゲームを 自由に楽しむ機会が増えてきました。 こういったゲームに参加していると, なんとかこういったゲームを自作できないかと思うものです。

というわけで,ウノ・ライクなカードゲームサーバを 作ってみました。単にサーバはカードに関する情報を テキストで送って,クライアントから送り返されてきた情報を 処理するだけなので,チャットサーバを製作することと 実質的には変わらないことになります。 クライアントはその情報に基づいて画像等を 表示するだけですが,見た目にはチャット以上のことを やっているように見えるかもしれません。

今回,サーバとクライアントの両方の プログラミングにはスクリプト言語で ある Perl と Tcl/TK をそれぞれ使用しました。 極端に重い処理にはお手上げですが, 思ったよりも意外とさくさくと動いてくれています。 また,同時に,スクリプト言語を使用しているため 異なる OS への移殖が容易になっていることも ポイントです。少なくともクライアントの 方は Linux 上でも Windows 上でも 同じスクリプトで動かしているはずです。

なお,実際には試していませんが, インターネット上での運営を前提としてスクリプトを書いたので, そのままの形でインターネット上で対戦もできるはずです。 とりあえず,閉じられたネットワーク内での対戦を 楽しんでみて下さい。


今野 俊一 (こんの, knn) <toknn@ijk.com>, <knn@ebony.plala.or.jp>
東京大学 工学部 計数工学科(内定), TSG(理論科学グループ)