駒祭企画紹介

ケルト十字展開法によるタロット占い

-1ParaGRAPH

タロットの起源についてはインド説、中国説、エジプト説など諸説ありますが、その中に表れている世界観、モチーフ等からエジプト説が有力です。さらに言えば、古代エジプト起源のものをカバラ思想に結び付けて理論体系が出来上がっているとされているようです。

タロットの構成の中で驚くべきことは「0」のナンバーを持つ「愚者」のカードが存在することです。これはタロットを作り出した人々が既に0の概念を持っていたことを示しています。このあたりがインド起源説の基となったのではないでしょうか。

無と有の狭間にある万象を人間の深層心理にあるイメージと結び付け、占者を介して具現化させるタロットは心理学者ユングも研究の対象としたと言われています。

タロットには大きく分けて、太陽や月、死、正義などのモチーフを単独で司る22枚の大アルカナと金貨、剣、聖杯、こん棒を、それぞれについて1〜10の数字とキング、クイーン、ナイト、ペイジで司る小アルカナがあります。

小アルカナはナイトとペイジがジャックに統合されることによって、現在のトランプへと変化しました。今回行うケルト十字展開法は22枚の大アルカナのみを用いて行い、一つの事柄を過去、現在、未来にわたって詳しく占うのが特徴となっております。

タロットは被占者の深層心理を写す鏡。

たとえ好ましくない結果が出たとしても、悲観すべきではありません。死は新たなる再生の始まり、運命の輪は回り続け、太陽はまた昇ります。

次項へ進む 目次へ戻る